かのアインシュタインは常識のことをこう言っている。「常識とは、18歳までに身につけた偏見の集合体である」と。子供の頃はまっさらだったキャンバスに、親から、先生から、社会から、いろんな刷り込みを受け、様々な「偏見」が描かれていく。だいたい常識とは何か。Wikipediaによると、『常識とは社会的に当たり前と思われる行為、その他物事のこと。社会通念ともいう』とある。また、こうも書いてある。『いったん物事が常識として受け入れられれば、その物事は異議を差し挟まれにくくなる。常識は、メディアを通じて変じることがある』。つまり、社会が変われば流動的に変わるものであり、普遍的ではない。国が変われば常識も変わるし、世代でも同じことが言える。ごく一部だけで共有される「常識」という概念。これにとらわれているのは、とてももったいない。自分の常識は、自分で決めていいと思うのである。例えば、お金と人に溺愛されているのが私の常だと意識するとか。
